概要
『進撃の巨人』のリヴァイ×エレン・イェーガーのカップリング。
DV的要素が含まれる絵や漫画が多く、原因として5巻での調教シーンが有名である。
エレンが巨人化能力を覚醒させ、人類の敵になり得るという疑いを掛けられた際、リヴァイは「エレンは人類の味方となる」と証明するための演出として、多くの権力者の前でエレンに「躾」と称して暴力を振るった。確かに必要な演出だったのだが、リヴァイのドS全開の過剰な折檻シーンは多くの読者を戦慄させた。
「これは持論だが躾に一番効くのは痛みだと思う…
今お前に必要なのは言葉による「教育」ではなく「教訓」だ、
しゃがんでるからちょうど蹴りやすいしな」 ←ここ本音だと思われる
以降「リヴァイがエレンを監視・処理する」という名目のもと、リヴァイ班に迎え入れられ、外出の制限等を受けながらリヴァイや班員の監視対称となる。またこれより少し前の調査兵団のもとに来た時から、エレンは地下で寝るのが決まりとなっていた。
しかし巨大樹の森でのリヴァイの発言から、これらの措置は「不穏分子のエレンの管理」というよりも「"切り札"のエレンを守る」目的の方が主だった様子。
「この班の使命はそこのクソガキにキズ一つ付けないよう尽くすことだ 命の限り」
エレンは最初こそリヴァイが隣に座るだけで心底怯えていたが、行動を共にするうちに尊敬するようになり、極端に恐れることはなくなった。そもそも、元々エレンは「人類最強」と名高いリヴァイに憧れており、公式ガイドブックにはリヴァイ初登場時(エレン訓練兵時代の調査兵団の凱旋時)の説明に「エレンから黄色い声援を受けながら登場」と書かれている。
またある時、エレンが誤って巨人化能力を発動しかけ、他の班員から敵意を向けられるという出来事があり、その際リヴァイはエレンを庇うように立って仲裁した。
「兵長!エレンから離れて下さい!近すぎます!」
「いいや、離れるべきはお前らのほうだ、下がれ」
その後ウォール・マリア奪還戦の際、エレンが女型の巨人に攫われると、ミカサと共闘して助け出し、極度の潔癖症にも関わらず、巨人の唾液だらけのエレンを担いだり、「自分が選択を間違えて仲間を死なせ、リヴァイに怪我を負わせてしまった」と自身を責めるエレンに対し、いつもよりよく喋りジョークを飛ばす等(苦笑いに終わった)、無愛想で粗暴ながらもエレンへの心遣いが垣間見えるようになってきている。
ちなみにエレン至上主義のミカサは、リヴァイがエレンに暴力を振るったことを深く恨み、
「…あのチビは調子に乗りすぎた…私がいつか然るべき報いを…」
と上司であるにも関わらずチビと罵倒し、エレンには、
「何か…ひどいことはされなかった?体の隅々まで調べつくされたとか精神的苦痛を受けたとか…」
と、リヴァイが関わることでは人一倍エレンを心配していた。
またエレンが女型の巨人に攫われた際は、「貴方がエレンをちゃんと守っていれば」とリヴァイを責めた。ただしこの奪還戦で、リヴァイの機転でエレンを取り戻せた恩と、リヴァイが自分を庇って負傷した負い目からか、現在では以前ほど敵視しなくなっている。
そんなわけで必然的にリヴァイとミカサによるエレンの取り合いや、ミカサがリヴァイからエレンの貞操を守ろうとするなどの二次創作も多い。(⇒最強サンド)